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島根原発の現状 2回目の見学会 2県6市担当者

 島根県は17日、中国電力島根原子力発電所(松江市鹿島町)で、鳥取県と原発30キロ圏の両県6市の原子力・防災担当者による合同見学会を開いた。昨年に続き2回目。稼働に向け国の安全審査を受けている2号機や、建設中の免震重要棟などを見学した。

 担当者が原発施設の状況について共通認識を持つのが狙い。計31人が参加。中電社員から施設や工事の進行状況について説明を受けた後、見学した。

 事故対応の指令拠点となる免震重要棟の工事現場では、参加者が「完成後、何人が収容可能か」などと質問。中電社員が「300人が1週間作業できる」と答えた=写真。鳥取県危機管理局の安田達昭副局長は「安全対策は着々と進んでいるが、動かす人の安全意識が求められる」と話していた。

(2014年4月18日朝刊掲載)

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