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平和の池 美しく 8・6前に市民ら清掃

■記者 増田咲子

 広島市中区、平和記念公園にある「平和の池」で24日、原爆の日を前にした清掃があった。ボランティア団体の平和の灯奉讃会(藤田一憲会長)が呼び掛け、市民ら約100人が参加。池の底にたまった泥を洗い出した。

 原爆慰霊碑を囲む平和の池は縦70メートル、横17メートル。参加者は強い日差しを浴びながら、水を抜いた池に入り、ブラシで池の底をこすって汚れを落とした。府中町の会社員萩原希美さん(24)は「きれいな池にして、原爆の日の式典に訪れる大勢の人を迎えたい」と汗をぬぐっていた。

 清掃は1964年から原爆の日と正月前に実施している。池を管理する市が補修工事をしたうえで再び水を満たし、8月6日を迎える。

(2010年7月25日朝刊掲載)

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