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原爆の惨状 手話で学ぶ 平和公園の慰霊碑 市サークル連絡協

■記者 増田咲子

 広島市手話サークル連絡協議会(7団体、小山秀樹会長)は24日、中区の平和記念公園で原爆慰霊碑を巡って平和学習をした。ろうあ者約20人を含む約100人が参加した。

 原爆の子の像や平和の鐘などを回り、それぞれ担当のサークルが事前に調べた由来などを手話で解説した。材木町跡の石碑の前では、手話サークルみなみのメンバーが寸劇を演じ、「この辺りは一瞬のうちに町ごと消え去った」と説明した。

 みなみのメンバーで初参加した被爆者の横道豊さん(66)=南区=は「これから、被爆時の様子やつらい思い出などを手話で伝えてみたい」と話していた。

 碑巡りの平和学習会は今年で14回目。

(2010年7月25日朝刊掲載)

【写真説明】「材木町跡」の碑について学ぶ手話ボランティアやろうあ者たち

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