×

ニュース

空中給油機を展示 5月5日の日米親善デー 米海兵隊岩国基地

 米海兵隊岩国基地(岩国市)は18日、5月5日に基地を一般開放する恒例イベント「日米親善デー」の概要を発表した。今夏、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)から移転するKC130空中給油機を展示。基地内の工事のため駐車場は設けておらず、公共交通機関での来場を呼び掛ける。

 米政府の歳出削減で昨年は中止され、開催は2年ぶり。空中給油機のほか、同基地所属のFA18ホーネット戦闘攻撃機などを地上展示する。基地内で記者会見したエドワード・バーレット少佐は空中給油機の展示を「新しい仲間を紹介する機会になる」と話した。

 垂直離着陸輸送機MV22オスプレイの展示は現時点で予定していない。恒例の航空ショーは財政上の理由で取りやめる。基地は来場者を5万~7万人と予測。2年ぶりの開催に「日米の絆を深める交流の機会を持ち続けたい」としている。

 イベント会場の開放時間は午前10時~午後4時。警備チェックがあり、大人はパスポートや運転免許証などの身分証が必要。JR岩国駅から午前7時~午後1時、シャトルバスが出る。徒歩の場合、午前8時に基地正門が開く。岩国錦帯橋空港の開港後、初開催で周辺は混雑が予想される。同空港は親善デーの観覧目的で空港駐車場を利用しないよう求めている。(野田華奈子)

(2014年4月19日朝刊掲載)

年別アーカイブ