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核廃絶訴え高校生決意 NPT準備委前に広島市役所訪問

 米ニューヨークで核拡散防止条約(NPT)再検討会議の第3回準備委員会が28日始まるのに合わせ、広島平和文化センターが現地に派遣する広島、福山両市の高校生6人が18日、広島市役所に松井一実市長を訪ねた。核兵器廃絶へ「ヒロシマの思いを届ける」と意気込みを語った。

 センターが国際会議に高校生を送るのは初めて。核兵器禁止条約の制定を目指す「核廃絶!ヒロシマ・中高生による署名キャンペーン」の参加生徒から選んだ。外務省のユース非核特使も委嘱される。国連本部で開かれるシンポジウムに参加したり、米国の高校生と交流したりする。

 この日は中区の広島女学院高と修道高、福山市の盈進高の計6人が松井市長から外務省の特使の委嘱状を受け取った。修道高2年安部竜平君(16)は「非核化の重要性を訴え、廃絶につなげたい」と誓った。センターは那覇市の沖縄尚学高の生徒2人も派遣する。(田中美千子)

(2014年4月19日朝刊掲載)

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