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テニアンの生徒 原爆に衝撃 エノラ・ゲイ出撃の地 資料館を見学 広島市中区

 広島に原爆を投下した米軍機エノラ・ゲイが出撃した太平洋北マリアナ諸島(米自治領)のテニアン島にあるテニアン中高の生徒5人が19日、広島市中区の原爆資料館を見学した=写真。交流する広陵高(安佐南区)の生徒の案内で、原爆被害の実態に触れた。

 男女5人は、広陵高の生徒24人に付き添われ、被爆前後の市街地を再現した模型や大やけどを負った被爆者の写真に見入った。高校2年のダーシャ・カマチョさん(17)は「焼けた子どもの制服に衝撃を受けた。広島に起きた悲劇を家族や友達にも伝える」と話した。

 両校は姉妹校提携を結んだ2005年から毎年、互いに行き来している。5人は17日に来日。21日までホームステイしながら交流を深める。(田中美千子)

(2014年4月20日朝刊掲載)

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