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原子力センターの年度内着工を確認 鳥取県が安全対策会議

 鳥取県は22日、中国電力島根原子力発電所(松江市鹿島町)の安全対策を協議するプロジェクトチーム会議を県庁で開いた。県や米子、境港両市の幹部たち約30人が出席。放射線のモニタリング拠点「原子力環境センター(仮称)」の本年度着工を確認した。

 センターは、湯梨浜町の県衛生環境研究所内に来年度の開設を予定。2階建て延べ約500平方メートルで、土壌や水に含まれる放射性物質を分析する装置などを備える。

 また、中電島根原子力本部が2号機再稼働の前提となる原子力規制委員会の審査状況を説明。県や境港市が要請している原発事故に伴う独自の汚染水対策について、地下水に接触させないなどの方策を検討していることを明らかにした。

(2014年4月23日朝刊掲載)

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