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8・6式典参加の潘国連事務総長 核軍縮テーマに公開講演

■記者 金崎由美

 広島市は26日、8月6日の平和記念式典に参列する国連の潘基文(バンキムン)事務総長の滞在日程を発表した。広島県・市が主催する公開講演会で、核軍縮に関するスピーチをする。中区の舟入高生徒との交流も計画している。

 講演会は中区の広島国際会議場で、6日午前10時15分から約50分。事前申し込みは不要で、先着500人が入場できる。講演は英語で、日本語の同時通訳がある。

 潘氏は核兵器廃絶に関して積極的な言動をしており、2008年10月には核軍縮の「5項目提案」を発表した。26日の記者会見で秋葉忠利市長は「核兵器廃絶へのメッセージを広島から発信したいというご本人の強い希望があった。私たちも、20年までの廃絶へさらに努力する機会としたい」と期待を示した。

 潘氏は、5日に長崎から広島入り。6日は国連事務総長として初めて平和記念式典に参列するほか、被爆体験証言も聞く。午後からは舟入高生との平和交流会にも臨む。

(2010年7月27日朝刊掲載)

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