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NPDI会合 広島宣言(要旨)

 NPDI参加国外相らによる広島宣言の要旨は次の通り。

 一、被爆者の証言に非常に深く心を動かされ、「核兵器のない世界」へ決意を表明。核保有国を含む各国指導者に被爆地の広島、長崎を訪問するよう要請。

 一、ロシアと米国による核軍縮の取り組みを歓迎。中国などを念頭に、核兵器の究極的な廃絶に向けた多国間交渉の必要性を提唱。

 一、中国などを念頭に、国際社会の意図に反する核兵器増強を深く懸念。核軍縮への努力に関与していない国に対し、核兵器削減を求める。

 一、核戦力の透明性は非常に重要な論点で、透明性がなければ核軍縮は検証できないと指摘。

 一、(1945年の広島、長崎への原爆投下以降の)約69年間、(戦争時に)核兵器が使われていないことへの意義を強調。

 一、核兵器の非人道的影響に関する議論はすべての国に開かれた普遍的なもので、核兵器のない世界へ国際社会の結束した行動のための触媒であるべきだ。

 一、北朝鮮の3月の弾道ミサイル発射を非難し、重大な懸念を表明。全ての核活動を即時に停止するよう要求。

 一、核拡散防止条約(NPT)の未加盟国に非核保有国としての即時加入を要請。全ての国に、NPT体制を強化する取り組みへの積極的かつ建設的な貢献を求める。

(2014年4月13日朝刊掲載)

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