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日系米国人劇団、祈りの歌 原爆の子の像前で2曲 広島市中区

 日系米国人たちでつくる米国の音楽劇団「グレートフル・クレーン・アンサンブル」のメンバー6人が12日、広島市中区の平和記念公園内にある原爆の子の像前で、平和への思いを込めて合唱した。

 歌ったのは、像のモデルとなった佐々木禎子さんの心情を盛り込んだ「INORI~祈り~」と「ふるさと」の2曲。キーボードの演奏に合わせて澄んだ歌声を響かせた。呉市の音楽グループとも共演した。観光客は写真を撮りながら聞き入っていた。

 メンバーのケイコ・カワシマさん(50)は「像の前で歌うのは感慨深い」。劇団は14日まで滞在し、佐々木さんが通っていた中区の幟町小などでもコンサートを予定する。(浜村満大)

(2014年4月13日朝刊掲載)

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