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原発事故の汚染を学ぶ 広島大で「カフェ」

 科学について研究者と市民が気楽に語り合う広島大大学院理学研究科(東広島市鏡山)のサイエンスカフェが12日、同大であった。約50人が、福島第1原発事故による放射能汚染について学んだ。

 同大サステナブル・ディベロップメント実践研究センターの田中万也特任講師(地球化学)が、2011年から福島県で続ける河川調査を紹介=写真。「放射性セシウムは岩などに吸着し、上流から運ばれ堆積している」と現状を説明。一人一人が除染問題に向き合ってほしいと訴えた。

 参加者は、土壌調査で使う採土器を手にとって見た。城北高1年、宮本征輝君(15)=広島市佐伯区=は「知らないことが分かり、ためになった。他の人も放射能汚染についてもっと知ってほしい」と話していた。(森岡恭子)

(2014年4月13日朝刊掲載)

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