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　中国電力島根原子力発電所が立地する松江市鹿島町に隣接する同市島根町で１０日夜、住民や団体の代表でつくる島根地域協議会があった。島根原発で、３月に原子炉データの伝送エラーや安全設備の故障とトラブルが相次いだことを受け、委員から中電に注文が相次いだ。

　中電の担当者が、二つのトラブルの経緯について、委員１７人に説明した。委員からは「問題が積み重なると、信頼感が低下する」「人災は絶対に起こさないでほしい」などの意見が出た。

　また市が、３月に公表した原発事故時の避難計画を説明。委員からは「何を持って逃げるべきなのかを示してほしい」などの要望があった。

（２０１４年４月１２日朝刊掲載）