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米同時テロ遺族2人 広島訪問「思い同じ」

■記者 新田葉子

 米中枢同時テロの遺族らでつくる市民団体「ピースフル・トゥモローズ」の2人が27日、広島市中区の平和記念公園を訪れ、核兵器被害のグラウンド・ゼロ(爆心地)に触れた。

 訪れたのは、母を亡くしたロビン・バーンスタインさん(47)と、義理の妹がテロに使われた飛行機に乗っていたナンシー・マイヤーさん(52)。

 案内役は来年、米国でホームステイをしながら核兵器のない世界の実現を訴えるネバーアゲインキャンペーン(NAC)の「平和大使」となる森川高明さん(71)=西区=たちが担った。

 国立広島原爆死没者追悼平和祈念館や原爆資料館を見学。マイヤーさんは「規模は違っても、無実の一般市民が犠牲になったのは同じ」と遺族の思いをくみ取っていた。

(2010年7月28日朝刊掲載)

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