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平和発信 もっと幅広く 本社メディアセンター、サイト一新 中国語・仏語を追加

 中国新聞社は24日午後、日本語と英語で核兵器廃絶の訴えを発信しているヒロシマ平和メディアセンター(平和MC)の原爆・平和関連の専用ウェブサイトをリニューアルする。被爆70年を翌年に控え、中国語とフランス語を加えて多言語化を進め、国内外から被爆地広島を訪れる人向けに平和記念公園を紹介するコーナーを拡充する。

 英語を含む海外3言語はいずれも核兵器保有国の言葉。サイトを通し、保有国の人々にも原爆被害の実態や放射線被曝(ひばく)のもたらす危険性などを訴える。

 中国語、フランス語訳には広島大が協力。原爆被害の基礎知識や被爆証言、平和記念公園にあるモニュメントなどの記事を留学生らがまず翻訳。大学院文学研究科の陳翀准教授と、ジャンガブリエル・サントニ教授、総合科学研究科のクロード・レヴィアルヴァレス教授がチェックする。

 このほか、原爆ドーム内部のパノラマ映像など新たなコンテンツを追加。サイトの基調の色を緑から青に変えイメージ刷新も図る。

 平和MCのウェブサイトは2008年1月に開設。世界160カ国・地域からアクセスがある。アドレスhttp://www.hiroshimapeacemedia.jp/(宮崎智三)

(2014年4月24日朝刊掲載)

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