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きょうから核廃絶広島会議 参加者40人 平和公園内を見学

■記者 金崎由美

 「2020核廃絶広島会議」(主催・平和市長会議、広島市)開幕を控えた27日、被爆地に集った国内外の政府や自治体、非政府組織(NGO)関係者が広島市中区の平和記念公園をめぐった。28、29の両日、公園内の広島国際会議場である会議を前に、被爆の実態を学んだ。

 スリランカ、コスタリカなどから参加する約40人が、原爆資料館の前田耕一郎館長たちの案内で原爆ドームなどを見学。資料館では、被爆後の惨状を伝える模型に真剣な表情で見入っていた。原爆慰霊碑の前では1人ずつ白い菊を手向けた。

 ガーナの国会議員ジョージ・ボアキエさん(52)は「世界中の指導者と市民の双方が、広島を訪れて被爆について知るべきだと実感した」と話していた。

 会議は28日午前9時に開幕。29日まで、約300人が核兵器廃絶に向けた市民の役割などについて公開で話し合う。

(2010年7月28日朝刊掲載)

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