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「核廃絶の思い世界に届ける」 NPT準備委前に盈進高生 福山市長訪問

 核拡散防止条約(NPT)再検討会議の第3回準備委員会(28日~5月9日)に合わせて米ニューヨークの国連本部を訪れる、福山市の盈進高3年の箱田麻実さん(17)と小川千尋さん(17)が24日、同市の羽田皓市長に意気込みを伝えた。2人は核兵器禁止条約の実現に向けた交渉開始を求める署名を提出し、各国政府関係者の前でスピーチする。

 2人は同校ヒューマンライツ部に所属し、外務省のユース非核特使も務める。広島平和文化センターから26日~5月2日にニューヨークに派遣される。箱田さんは「人間の命の大切さを訴える立場で発表したい」、小川さんは「部を築いてきた先輩たちの核廃絶の思いも世界に届けたい」と話した。羽田市長は「世界を動かす力になって」と激励した。

 この日は、盈進中2年の後藤泉稀(みずき)さん(14)も羽田市長を訪ね、全国中学生人権作文コンテストで法務大臣賞を受賞したと報告した。

(2014年4月25日朝刊掲載)

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