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FCLP予備施設に岩国基地など指定 在日米軍

 防衛省は25日、在日米軍司令部が硫黄島(東京)で5月5~16日に予定する原子力空母艦載機の陸上空母離着陸訓練(FCLP)の予備施設に、米海兵隊岩国基地(岩国市)など国内3基地を指定したと発表した。

 訓練は夜間離着陸訓練(NLP)を含む。天候不良などにより硫黄島で実施できない場合の代替施設として13~16日に三沢(青森県)と岩国、12~16日に厚木(神奈川県)を指定。3基地の一部か全部を午前10時~午後10時に使うとしている。

 岩国基地の指定は昨年5月以来。在日米軍からの通告を受け、防衛省は中国四国防衛局を通じて25日、山口県と岩国市に連絡した。県と市はそれぞれ口頭で、岩国基地を使用することなく硫黄島で訓練を完了するよう要請。県と岩国市など2市2町でつくる県基地関係県市町連絡協議会は30日、岩国基地などに文書で同様の要請をする。

(2014年4月26日朝刊掲載)

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