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山口県出身戦没者 山口で慰霊祭

 山口県出身の戦没者の冥福を祈る「県全戦没者大慰霊祭」が29日、山口市平野の県護国神社であった。県遺族連盟や同神社崇敬奉賛会などが主催し、県内全19市町から多くの遺族たちが参列した。

 慰霊祭では、遺族代表たちが神前に玉串をささげた。村岡嗣政知事や県選出の国会議員、県議たちも参列し、戦没者を追悼した。

 菓子を神前に供えた岩国市錦町の主婦中川かやこさん(76)は「戦争を知る世代が少なくなり、悲惨さを後世にどう伝えていくかが課題」と、遺族の高齢化を心配していた。

 同神社には、戊辰戦争(1868~69年)以降の戦没者約5万3千人がまつられている。その9割が第2次世界大戦の戦没者という。

(2014年4月30日朝刊掲載)

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