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地方紙記者ら平和発信 全国から11人 広島で講座開始

■記者 林淳一郎

 全国の地方紙などの記者を招き、原爆被害や核兵器廃絶の取り組みを報道してもらう広島市の「ヒロシマ講座」が28日、始まった。被爆65年の平和記念式典を取材するなど、8月7日まで続く。

 11社から20~30代の11人が参加。広島国際会議場(中区)であった開講式で、佐伯克彦市民局長は「恒久平和を願う広島市民の熱い思いを発信してほしい」と求めた。

 静岡新聞焼津支局の高松勝記者(34)は「ビキニ環礁で被曝(ひばく)した第五福竜丸の関係者も高齢化している。広島や長崎との連携の可能性を探りたい」と話していた。

 30日まで同会議場を中心に、原爆の放射線被害や外国人被爆者問題などの話を聞き、その後はそれぞれ平和関連行事を取材する。

(2010年7月29日朝刊掲載)

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