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広島と長崎の惨状を伝える 廿日市で「原爆展」

 広島、長崎での被爆や戦争の惨状を伝える「廿日市原爆と戦争展」が30日、廿日市市下平良のはつかいち美術ギャラリーで始まった=写真。4日まで。無料。

 被爆前後の街並みや全身にやけどを負った被爆者を記録した写真やイラスト、熱線で変形したガラス瓶や瓦、原爆詩人峠三吉の詩など約150点が並ぶ。全国の空襲の記録のほか、福島第1原発事故について紹介するコーナーもある。

 広島市や廿日市市などの被爆者たちでつくる「原爆展を成功させる広島の会」が主催する。真木淳治副会長(83)は「被爆者の高齢化が進み、体験を継承する大切さを感じる。多くの若者が戦争の悲惨さを考える機会にしてほしい」と願っていた。

(2014年5月1日朝刊掲載)

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