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宍道断層の追加調査説明 中電

 中国電力は1日、島根原子力発電所2号機(松江市鹿島町)近くの宍道断層について、東と西の端でボーリング調査を実施するなどの追加調査計画を原子力規制委員会に説明した。5月の連休明けに始める。

 東京都内であった新規制基準への適合性審査の会合で示した。中電が約22キロと評価する宍道断層の両端周辺で、ボーリング調査をし、草木や表土を取り除くなどして活断層の有無を確認する。断層の長さが妥当かどうか判断できないとして、規制委からより詳細なデータの提出を求められていた。

 中電は原発近くの海域にある三つの活断層も追加調査する方針。いずれも準備が整った地点から始め、2、3カ月かかる見通し。その後の分析も合わせて終了は夏ごろを見込む。

 会合で規制委側は「調査計画にとらわれず、必要に応じて幅広く実施してほしい」と指摘。中電は「より詳細なデータを得るという観点から、結果に応じて追加を含めて実施する」としている。(山本和明)

(2014年5月2日朝刊掲載)

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