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上関原発計画「自民で議論」 秋本氏が祝島訪問

 山口県上関町での中国電力上関原発建設計画で、自民党の脱原発派、秋本真利衆院議員(千葉9区)が1日、計画反対派の住民が多数を占める同町祝島を訪れた。党エネルギー政策議員連盟事務局長を務めており、「上関の現状を党に報告し、議論したい」と述べた。

 約4キロ対岸の建設予定地を船上から視察。「避難の観点から立地上の疑問を感じた」とした。また「党は再稼働を認めていても、新増設の結論は出していない」と指摘。新増設に反対の姿勢を強調した。住民との意見交換会にも臨んだ。

 原発計画をめぐり、自民党の国会議員が祝島を訪れるのは、2011年2月の河野太郎衆院議員以来2人目。秋本議員は1月、福井県敦賀市の原発関連施設を視察する際、脱原発の主張を理由に地元のタクシー会社から配車予約を拒否された。(井上龍太郎)

(2014年5月2日朝刊掲載)

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