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青森県で初 原爆展開催 資料館(広島市中区)10日から

 原爆資料館(広島市中区)は、10日から青森県八戸市で原爆展を開く。原爆被害の実態を広めるため1996年度から全国で原爆展を企画しており、青森県では初めて。

 八戸市南郷歴史民俗資料館で、7月21日まで。原爆投下で焼け野原となった広島の街並みや、全身やけどを負った男性の写真などパネル40枚と、焼け焦げた中学生の学生服など被爆資料28点などを展示する。6月28、29両日には、資料館近くで、東区の山本定男さん(82)による被爆体験の証言もある。

 3月末までに39都道府県の52市区町で原爆展を開催。平和首長会議に加盟する八戸市に今回、協力を呼び掛けたという。原爆資料館は「核兵器の非人道性を伝え、廃絶の世論を高めたい」としている。(川手寿志)

(2014年5月2日朝刊掲載)

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