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護憲・改憲 訴え熱く 憲法記念日 各地で集い 広島

 憲法記念日の3日、日本国憲法について考えるミュージカルや街頭活動が広島市内であった。安倍政権が憲法解釈を見直し、集団的自衛権行使容認を目指す方針を打ち出す中、護憲、改憲それぞれの立場で意見を訴えた。

 中区の県民文化センターでは、ミュージカル「憲法改正狂想曲」を、弁護士たちでつくる実行委員会が開催。650人が観覧した。

 9条改正による集団的自衛権行使を目指す首相に、護憲を主張する市民が立ち向かう筋立て。安佐南区の主婦土井尚美さん(66)は「非戦を誓う憲法が守られるよう行動する必要がある」と話した。

 中区の街頭では、市民団体が集団的自衛権行使の賛否を問う市民投票を実施。600人以上が応じた。

 結果は、反対376票、賛成147票、分からない90票。賛成に投じた安佐北区の無職猪田正章さん(66)は「中国やロシアなど周辺国が脅威になっている。時代に則した憲法に改正しないといけない」と語った。(川手寿志)

(2014年5月4日朝刊掲載)

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