×

ニュース

ドーム保存基金に電子マネーで寄付 イオンリテール

■記者 小林可奈

 大手スーパー、イオンの子会社イオンリテール(千葉市)は29日、利用額の一部を原爆ドーム(広島市中区)保存基金に寄付する電子マネーカードを8月7日に発行すると発表した。村井正平社長が市役所を訪れ、秋葉忠利市長に「平和の大切さを伝えるため、原爆ドーム保存に協力したい」と報告した。

 イオン系列店舗やコンビニエンスストア、飲食店など全国約9万3千店舗で使える電子マネー「ワオン」の特別カードを発行する。買い物の利用金額の0.1%を基金に寄付する。年約250万円の寄付を見込む。

 カードには、表に原爆ドーム、裏に折り鶴の絵をあしらった。広島、岡山、山口の3県のジャスコ、サティの計15店舗で300円で販売する。加盟店舗にある端末から入金できる。カードの販売エリアは順次拡大する。

(2010年7月30日朝刊掲載)

年別アーカイブ