2014ひろしまFF 羽ばたけ未来へ はじける郷土愛 カザフの歌や舞踊披露 留学生のボラトワさん
14年5月8日
2日目を迎えた2014ひろしまフラワーフェスティバル(FF)。4日は広島市中区の平和大通り沿いのひろばやステージが大勢の来場者でにぎわった。平和の輪を広げようとする学生、アイドルになりきって踊る少女、ステージで躍動する中高年たち…。思い思いの花が咲いた。
カザフスタンからの留学生で、山陽女学園高等部(廿日市市)1年のボラトワ・シャリヤットさん(15)が、カーネーションステージで母国の歌や民族舞踊を披露した。
カザフスタンの民族衣装で登場し、結婚式の祝いの歌「トイ ジュル」を熱唱。馬に乗って疾走する情景を表した「カラ ジョルガ」など3曲に合わせて生き生きと踊った。
ボラトワさんは同国東部セメイ(旧セミパラチンスク)出身。旧ソ連時代に核実験が繰り返された同国への医療支援などを手掛ける市民団体「ヒロシマ・セミパラチンスク・プロジェクト」(広島市西区)の橋渡しで3月に来日し、同校で1年間勉強する。
ボラトワさんは「形は違っても広島と母国で起きた惨劇を悲しむ思いは同じ。平和な世界を願って踊った」と話していた。(加茂孝之)
(2014年5月5日朝刊掲載)
カザフスタンからの留学生で、山陽女学園高等部(廿日市市)1年のボラトワ・シャリヤットさん(15)が、カーネーションステージで母国の歌や民族舞踊を披露した。
カザフスタンの民族衣装で登場し、結婚式の祝いの歌「トイ ジュル」を熱唱。馬に乗って疾走する情景を表した「カラ ジョルガ」など3曲に合わせて生き生きと踊った。
ボラトワさんは同国東部セメイ(旧セミパラチンスク)出身。旧ソ連時代に核実験が繰り返された同国への医療支援などを手掛ける市民団体「ヒロシマ・セミパラチンスク・プロジェクト」(広島市西区)の橋渡しで3月に来日し、同校で1年間勉強する。
ボラトワさんは「形は違っても広島と母国で起きた惨劇を悲しむ思いは同じ。平和な世界を願って踊った」と話していた。(加茂孝之)
(2014年5月5日朝刊掲載)