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　山口県岩国市の米海兵隊岩国基地を一般開放する日米親善デーが５日、２年ぶりに開催された。米軍の垂直離着陸輸送機ＭＶ２２オスプレイをはじめ、ＫＣ１３０空中給油機などが展示され、約５万人（基地発表）が訪れた。

　国内でのオスプレイの一般公開は、昨年１２月の新田原基地（宮崎県）以来、２度目。機体の周りではカメラを手に記念撮影する姿が多く見られた。家族で訪れた廿日市市の自動車販売業海江田太一さん（３７）は「遠い世界ではなく、自分たちのすぐ近くで飛んでいるという実感が湧いた。事故がないようにしてほしい」と見入っていた。

　このほか、今夏、米軍普天間飛行場（沖縄県宜野湾市）から岩国基地に移転するＫＣ１３０空中給油機や、ＡＶ８Ｂハリアー攻撃機など、自衛隊機も含め航空機約３０機を展示した。財政上の都合で航空ショーがなかったことなどの影響で、２８万人以上が訪れた２０１２年の前回と比べ、人出は大幅に少なかった。基地司令官のロバート・ブシェー大佐は「来年は航空ショーを復活させたい」と話した。（大村隆、増田咲子）

（２０１４年５月６日朝刊掲載）