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平和大行進が東京出発 8月4日 広島到着へ

 全国11コースを歩いて核兵器廃絶を訴える「平和大行進」(日本原水協など主催)の第1陣が6日、ゴールとなる広島市中区の平和記念公園を目指して東京・夢の島を出発した。

 夢の島公園の第五福竜丸展示館前で出発集会があり、約800人が参加。日本被団協の山本英典事務局次長(81)は「被爆の実相を広く知ってもらい、核兵器廃絶の声を高めよう」と呼び掛けた。その後、一行は約12キロを歩いた。到着は8月4日の予定。

 今回は米国やインドなどの国内外の7人が広島まで交代で歩く国際青年リレー行進も企画。フィリピンから参加した歯科医師マギティング・ファブロスさん(33)は「日本と世界に平和が訪れるよう、自国でも行進の輪を広げたい」と話した。

 大行進は57回目。6日は北海道・礼文島から東京に向けた一行も出発。各地からも順次、行進団がスタートする。(山本和明)

(2014年5月8日朝刊掲載)

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