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　米ニューヨークの国連本部で開かれている核拡散防止条約（ＮＰＴ）再検討会議の第３回準備委員会は６日、各国が予定していた全ての演説を終えた。休会し、来年の再検討会議の討議テーマや道筋を示す勧告草案の検討に入った。 （ニューヨーク発　田中美千子）

　エンリケ・ロマン・モレイ議長（ペルー）が、６日午前の討議終了後、午後からの休会を宣言した。議場外での協議で、勧告に関する意見調整を進め、７日午後にも草案を示すとみられる。それを基に全体会議で討議し、会期最終日の９日までの採択を目指す。

　ただ２０１０年の前回の再検討会議前に開かれた０９年の第３回準備委では、意見が折り合わず、勧告の採択を見送った。

（２０１４年５月８日朝刊掲載）