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被爆者の老い進む 全国平均年齢76歳に

■記者 増田咲子

 被爆者健康手帳を持つ全国の被爆者の平均年齢は3月末時点で76.73歳となり、前年同期より0.81歳上がったことが29日、厚生労働省のまとめで分かった。被爆者数は22万7565人で8004人減った。

 広島市の被爆者数は7万1194人、平均年齢は76.28歳。同市を除く広島県内の被爆者数は3万1619人、78.94歳だった。

 被爆者健康手帳の交付は1957年度から始まり、初年度の被爆者数は20万984人だった。80年度の37万2264人をピークに減少している。

 原爆症認定患者数は6367人と1952人増えた。

(2010年7月31日朝刊掲載)

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