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シリア市民の今を玉本さん講演 17日に広島

 広島県ユニセフ協会主催の講座「取材映像で見るシリアの人びとは今」が17日午後1時半、広島市中区大手町のサテライトキャンパスひろしまである。アジアプレス所属のジャーナリスト玉本英子さん(47)=写真・大阪府=が自ら撮った映像を交えて講演する。

 内戦状態になり4年目のシリア。2004年からシリア取材の経験がある玉本さんは、13年3、4月と今年1月に現地入りし、戦下の市民生活を追った。

 「食糧や医薬品が足りず、妊婦や新生児の死亡率が急増している」と玉本さん。反政府勢力の強い地域で取材したが、勢力内部の争いも激しくなっているという。「一度始まると歯止めが利かない戦争の現実を知ってほしい」と話す。

 参加無料。電話かファクス、メールで事前に申し込む。同協会Tel082(231)8855。

(2014年5月10日朝刊掲載)

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