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慰霊の心 次世代に継ぐ きょう福山市戦没者追悼式 孫・ひ孫が初の献花代表

 福山市戦没者追悼式が10日午前10時~11時半、同市丸之内の福山城公園である。献花代表に戦没者の孫、ひ孫が初めて加わる。

 孫の代表は、祖父が中国の湖南省で亡くなった岡山市北区の公務員開原誠司さん(44)と、妻和美さん(42)、ひ孫代表は開原さんの長男英祐君(4)。

 誠司さんは、父で福山市遺族会常務理事の開原満郎さん(71)=瀬戸町=の勧めで、妻子との参加を決めた。誠司さんは「毎年追悼式が開かれていたことも知らなかった。犠牲者の気持ちや平和についてじっくり考える機会にしたい」と話す。

 市は「他の方もぜひ子や孫と参加し、家族の歴史や体験を語り継ぐきっかけにしてほしい」としている。(久保友美恵)

(2014年5月10日朝刊掲載)

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