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大学超え連携 国際貢献の輪 広島・山口の学生NGO 18日活動報告会

 広島、山口両県の大学生でつくる「学生NGOラルモニー」が、国際貢献に取り組む学生団体のネットワークづくりを進めている。キャンパスを超えて連携し、中国地方発の企画を打ち出すのが目的。広島市で18日、学生団体の代表を集めた活動報告会を開く。(奥田美奈子)

 ラルモニーはフランス語で「調和」を意味する。広島大3年赤沢直樹さん(20)が昨年7月、国際交流イベントの会場などで知り合った広島市立大や県立広島大、山口県立大の学生計4人と結成した。

 1年目は、途上国の支援や異文化交流に取り組む中国地方の学生団体の数や活動内容を調査。これまでに18大学30団体を把握した。それぞれを紹介するホームページ(HP)を作り、同じ問題意識を持つ学生同士が知り合うきっかけにしてもらう。

 今後は、立案した事業ごとにネットワーク内の学生に参加を呼び掛け、輪を広げる考え。赤沢さんは「所属を超えた連携を活発にし、新しい活動につなげたい」と話す。

 「コトノハ2014」と題した報告会は18日正午から、広島市中区基町の市青少年センターである。学生ら6人が、海外でストリートチルドレンを支援した経験などを話す。カンボジアの地雷撤去に取り組む京都市のNPO法人テラ・ルネッサンスの鬼丸昌也理事の講演もある。

 無料。定員300人。17日までにラルモニーのHPから申し込む。http://lharmonie1.wix.com/lharmonie‐1

(2014年5月14日朝刊掲載)

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