×

ニュース

実効性の確保 島根県松江市に要望 原発事故避難計画 市民団体など

 市民団体「平和フォーラムしまね」と自治労島根県本部は13日、中国電力島根原子力発電所(松江市鹿島町)の事故に備えた避難計画の実効性を確保しなければ、原発の稼働、再稼働を認めないよう同市に申し入れをした。

 両団体の8人が同市役所を訪れた。フォーラムの杉谷肇代表(72)が「避難計画を市民が納得しない限り原発は動かすべきでない」と要望。市防災安全部の多久和正司次長は「防災訓練などを通じて、機能する計画にしたい」と応じた。

 「さようなら原発1000万人署名市民の会」(呼び掛け人、大江健三郎さんほか)が3月、原発30キロ圏の全国142自治体へ同様の文書を送付した。賛同する両団体は、7日から県と30キロ圏4市を巡り、あらためて申し入れている。

(2014年5月14日朝刊掲載)

年別アーカイブ