×

ニュース

市民や議員 反対訴え 集団的自衛権容認の動き 松江駅前 賛否問う投票も

 安倍晋三首相の憲法解釈の変更による集団的自衛権の行使容認に向けた動きに対し、県内では15日、市民団体や議員たちが街頭で反対を訴えた。

 市民団体の県憲法会議のメンバー8人は午後5時半からJR松江駅前(松江市)で、解釈変更に反対するチラシを配った。ボードにシールを貼って集団的自衛権行使についての賛否を問う投票も実施し、通行人と意見交換した。

 民主党県連は、午前8時15分から同駅前で県議3人が街頭演説。地元市議や支援者が「解釈改憲は、憲法を踏みにじる愚挙」などと記したチラシを通勤客に配った。県連副代表の角智子県議は「閣議決定で憲法解釈が変えられることになれば、政府が都合よく憲法をどんどん変更してしまう。9条を守ろう」と訴えた。

 共産党県委員会も、午後5時から同駅前で県議と松江市議計3人が街頭演説。副委員長の尾村利成県議は「自衛隊が海外で武力行使をしないという重要な歯止めをなくすことは断じて許せない」と批判した。(川井直哉、松島岳人)

(2014年5月16日朝刊掲載)

年別アーカイブ