×

ニュース

折り鶴集め平和考える 被爆体験も聞く 広経大生

■記者 新本恭子

 広島経済大(広島市安佐南区)の学生が4日、折り鶴を集めて平和について考える催しを同大興動館で開く。集めた鶴は6日、平和記念公園(中区)の原爆の子の像にささげる。

 興動館内のカフェの運営スタッフ1~3年の24人が企画した。催しでは証言活動をしている被爆者2人を招き体験談を語ってもらう。原爆資料館(中区)から写真パネルを借り受け展示。佐々木禎子さんの生涯を伝えるDVDも流す。会場では、飲食物と交換する仕組みで折り鶴も募る。

 メンバーの約半数は県外出身者。平和について考える機会が増え、「平和への思いを形にしたい」と開催を6月に決めた。愛媛県宇和島市出身の経営学科3年末広つぐみさん(20)は「平和と向き合うきっかけにしてほしい」と参加を呼び掛けている。午前11時~午後4時。入場無料。v (2010年8月3日朝刊掲載)

年別アーカイブ