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沖縄の怒り 益田で上映 映画「標的の村」

 米軍ヘリコプターの離着陸帯建設や垂直離着陸輸送機MV22オスプレイ配備に反対する沖縄県東村高江の住民の姿を捉えたドキュメンタリー映画「標的の村」の上映会が17日、益田市の県芸術文化センター・グラントワであった。映画に登場する松江市出身の安次嶺雪音さん(43)が来場し、講演した。

 映画は離着陸帯建設反対の座り込みを続ける住民の怒りを描く。「通行妨害」として住民を訴えた国との裁判や、普天間飛行場(宜野湾市)へのオスプレイ配備前の反対運動なども伝える。

 昨秋、映画を見た益田市高津の元高校校長の尾庭昌喜さん(71)が有志と実行委員会をつくり上映会を企画した。

 上映後、安次嶺さんは「美しい森に囲まれた高江での軍隊の訓練は受け入れられない」とし「一人一人の声は小さくても集まれば大きな力になる。子どもたちの明るい未来を信じ頑張る」と語った。

(2014年5月18日朝刊掲載)

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