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被爆国の思い 世界に訴える 8・6式典で首相

■記者 荒木紀貴

 菅直人首相は3日、広島市で6日に営まれる平和記念式典のあいさつで、核のない世界を目指す姿勢を表明すると明らかにした。官邸で記者団に語った。

 菅首相は式典でのあいさつの内容に関し「唯一の被爆国である日本の悲惨な経験を他の国、他の人々に味わわせてはならないことを訴えたい」と説明。その上で「将来の核のない世界を目指すという、そういう姿勢も伝えたい」と述べた。

 秋葉忠利広島市長が式典で読み上げる平和宣言で「核の傘」からの離脱を政府に求めるとしている点については「式典に出席するので、そこでしっかりと聞きたい」と言うにとどめ、評価を避けた。

(2010年8月4日朝刊掲載)

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