×

ニュース

島根原発の活断層 規制委判断を尊重 松江市長

 中国電力島根原子力発電所(松江市鹿島町)が立地する松江市の松浦正敬市長は19日の記者会見で、原発周辺の4活断層で中電が実施している追加調査に対する原子力規制委員会の判断を尊重する考えを示した。

 松浦市長は追加調査を「宍道断層は原子力安全・保安院時代に長さが22キロとされたが、規制委が根拠が不明確とした。いい話だ」と評価。「規制委の活断層に対する考えはシビア。考えが示されればある程度決着がつくと思う」と述べた。

 宍道断層をめぐっては、当初「ない」としていた中電が存在を認め、その後も8キロ、10キロ、22キロと延長を訂正した。中電は14日、日本海の3断層も含めた4活断層の追加調査を始めた。

(2014年5月20日朝刊掲載)

年別アーカイブ