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ミャンマー高僧 原爆慰霊碑に花 広島市中区

 ミャンマー仏教界で最高位のエンダパラ三蔵位大長老(53)が22日、広島市中区の平和記念公園を訪れ、原爆慰霊碑に花を手向けた。

 茶色のけさ姿のエンダパラ大長老は、同行の僧侶16人と、慰霊碑前で平和を願ってお経を唱えた。案内した広島平和文化センターの小溝泰義理事長(66)は「手を携えて平和のために協力しましょう」と伝えた。

 エンダパラ大長老は「釈迦(しゃか)の教える人を慈しむ心を説き、武器のない社会を目指したい」と思いを新たにしていた。今回は同市を通じての初めての公式訪問で、同公園には2012年から毎年訪れている。一行は北九州市での戦没者慰霊祭に参列するため来日した。

(2014年5月23日朝刊掲載)

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