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「黒い雨の会」会長に吉田氏 広島 上安・相田地区

 原爆投下直後の「黒い雨」を現在の広島市安佐南区で浴びた住民でつくる「上安・相田地区黒い雨の会」(約200人)は26日、集会所で役員会を開き、空席だった会長に吉田良文副会長(76)=安佐北区=を選んだ。

 上安・相田地区は被爆者健康手帳の取得につながる国の援護対象区域から外れており、対象拡大を求めて活動している。体調を崩した前会長が10日の総会で辞任していた。

 役員会では、被爆70年の2015年まで活動を続ける方針で一致。全会員に治療中の病気などを尋ねる実態調査を4年ぶりにすることも決めた。まとまり次第、国に提出する。

(2014年5月27日朝刊掲載)

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