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核兵器廃絶へ連帯を 連合など3団体 広島で平和大会

■記者 金崎由美

 連合と原水禁国民会議、核禁会議の3団体は4日、広島市中区の広島グリーンアリーナで「核兵器廃絶2010平和ヒロシマ大会」を開いた。6800人(主催者発表)が、核兵器廃絶に向けた連帯や被爆者援護施策の充実などを求めるアピールを採択した。

 連合の古賀伸明会長は「日本は非核三原則を堅持し、平和市長会議が推進する2020年までの廃絶実現に向けて積極的な役割を果たすべきだ」とあいさつした。

 被爆者で核物理学者の葉佐井博巳広島大名誉教授(79)が登壇し「核兵器をなくさない限り恐怖はなくならない。核兵器廃絶と戦争反対が日常的になる世界を皆さんがつくってほしい」と訴えた。

 広島県の湯崎英彦知事、広島市の秋葉忠利市長も出席し、それぞれあいさつした。

 原水禁はこの大会を原水爆禁止世界大会の開会式とも位置づけている。5日は市内各所で分科会などを開く。

(2010年8月5日朝刊掲載)

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