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海外の若者 「あの日」学ぶ 本川小の平和資料館訪問 広島市中区

 14カ国・地域の若者約70人が26日、爆心地に近い広島市中区の本川小を訪れた。校内にある平和資料館で原爆投下の悲惨さを学習。交流を深めた。

 訪れたのは、市内で開催中のキリスト教メソジスト派の世界大会に参加している米国や韓国、台湾、ブラジルの大学生たち。

 平和資料館では、6年生の案内で被爆した壁や石に触れ、被爆後の惨状についてボランティアガイドから聞いた。ガーナの大学生マイケル・オフス・クワべさん(18)は「69年前の出来事とは思えない」と驚いた。

 見学前には、大学生がゴスペルの合唱を、6年生57人がリコーダー演奏やダンスを披露し合った。原爆を投下した米国から来た学生に「悲しい過去だった」と声を掛けられた6年の本田菜那子さん(11)は「私たちは仲良くしようと返した。平和の大切さが伝わっていたらうれしい」と話した。(西村萌)

(2014年5月27日朝刊掲載)

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