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事務局長に清水氏 広島県被団協

 広島県被団協(坪井直理事長)は27日、広島市中区で開いた本年度の総会で、任期満了した箕牧(みまき)智之事務局長(72)=北広島町=の後任に、清水弘士氏(71)=東区=を充てることを決めた。

 清水氏は3歳の時に、爆心地から1・6キロの吉島町(現中区)の自宅で被爆。県被団協で、被爆証言活動に関わってきたという。箕牧氏は副理事長に就く。

 総会では、田口正行副理事長(56)=三次市=が、被爆2世の健康実態調査をあらためて実施することを提案した。2011年度にもしたが、被爆者医療に詳しい鎌田七男・広島大名誉教授の協力を得て、これまでにかかった病気や時期、親の被爆状況などを質問するという。今後、「二世部会」で実施時期や規模を詰めるという。

 被爆2世をめぐっては、日本被団協が6月3、4両日に都内で開く総会で、独自の全国調査を検討するかどうかを取り上げる方向。一方、厚生労働省に対して、被爆者の健康調査に併せて2世も調べるよう申し入れることにしている。

(2014年5月28日朝刊掲載)

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