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平和・経済交流 カザフ訪問団 広島県議ら8月 一般参加募る 旧核実験場の行事に参加/企業視察

 広島県議や経済団体の有志たちが、8月28日~9月1日の日程でカザフスタンを訪れる。旧ソ連最大のセミパラチンスク核実験場の閉鎖記念行事に参加し、経済交流も図る。

 カザフスタンの被曝(ひばく)者支援に取り組む広島の市民グループ「ヒロシマ・セミパラチンスク・プロジェクト」(ヒロセミ)や県議会、連合広島、広島商工会議所のメンバーが中心。趣旨に賛同する一般参加者も募っている。広島空港(三原市)からチャーター便を飛ばす計画で、定員200人まで。

 現地では、2班に分かれて行動。平和班は首都アスタナと核実験場に近いセメイ市(旧セミパラチンスク市)である実験場閉鎖25周年記念式典に出席する。経済班は政府関係者からビジネス環境の説明を受けるほか、同国最大の都市アルマトイの企業を視察する。

 呼び掛け人代表の渡壁正徳県議(民主県政会)は「カザフスタンは天然資源に恵まれ、経済成長が著しく、広島とは平和交流のベースもある。結び付きを強めたい」と話している。

 1人当たり約30万円の予定。6月17日午後5時から広島市中区中町、広島クリスタルプラザ6階のひろしま国際センターで説明会を開く。中原好治事務所Tel082(250)7588=平日のみ。(金刺大五)

(2014年5月30日朝刊掲載)

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