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戦争報道を考えるアジア会議 広島で 赤十字駐日代表 知事に協力要請

 赤十字国際委員会(ICRC)は11月下旬、アジア地域のジャーナリストが戦争報道の在り方を考える「アジア編集者会議」を広島市で開く。29日、ビンセント・ニコ駐日代表(61)が広島県庁で湯崎英彦知事に協力を求めた。

 ICRC駐日事務所(東京)によると、中国やインドなど核兵器保有国も含めアジア各国から約30人を招く予定。被爆地で核被害の実態に触れてもらい、報道の力で世界の為政者に核兵器廃絶を促す狙いという。1990年代からこれまで各国で計4回開いており、日本では初めて。

 ニコ氏は「被爆地広島は核兵器の非人道性を訴える象徴的な場所」と強調。湯崎知事は「多くの人に被爆の実相を知ってほしい」と支援を約束した。

 ニコ氏は30日、広島市の松井一実市長にも協力を要請する。

(2014年5月30日朝刊掲載)

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