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中電の松井顧問、東京センター議長就任へ 世界原発事業者協

 中国電力元副社長で顧問の松井三生氏=写真=が6月20日、130余りの原子力事業者でつくる世界原子力発電事業者協会(WANO)の東京センターのトップとなる議長に就く。中電からの就任は初めて。

 東京センターは原発を持つ国内9電力に加え、韓国や中国、インドなどアジアの事業者が加盟する。4月に開いたセンター理事会でトップ人事を決めた。現在はインド原子力公社の幹部が議長を務めている。

 松井氏は中電で主に原子力など電源事業畑を歩み、2009年6月から13年6月まで副社長を務めた。

 WANOは1986年のチェルノブイリ原発事故を受けて89年、原発の安全性を高める目的で設立。東京のほかパリ、アトランタ、モスクワにも地域センターを持つ。福島第1原発事故後には日本の複数の原発に専門家を派遣し、意見交換や改善点の助言などをしている。

(2014年5月31日朝刊掲載)

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