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国際人の育成構想 有識者と意見交換 広島県教委

 広島県教委は30日、国際社会で活躍できる人材を育てる「グローバル化10年展開構想(仮称)」の策定に向け、外部有識者との初の意見交換会を県庁で開いた。計3回の会議で出た意見を、構想の参考にする。

 国連訓練調査研究所(ユニタール)広島事務所の隈元美穂子所長や広島大の坂越正樹副学長たち5人が出席。「英語に対する苦手意識をなくせるよう授業を工夫できないか」「留学から帰国した生徒のため、大学や企業の受け入れ態勢も整えてほしい」などの意見が出た。

 県教委の担当者は「広島県は輸出型産業の占める割合が高く、観光業も盛んで、よりグローバルな視点を持つ人材が求められている。世界の平和に貢献できる人も育てたい」と説明した。構想は今秋にまとめる。

(2014年5月31日朝刊掲載)

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