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被爆者証言マップ デジタル作成体験 22日広島女学院中高

 被爆者の証言や被爆した場所を立体地図上で紹介するインターネットのウェブサイト、ヒロシマ・アーカイブ(HA)=写真は1ページ=を作成した首都大学東京の渡邉英徳准教授の研究室と、作成に協力している広島女学院中高(広島市中区上幟町)は22日午後1時半から同高校で、HAを使ったワークショップを開く。デジタル技術を活用した新しい形の被爆体験継承を経験してもらうのが狙い。

 参加する高校生たちは、同大の大学院生らの指導を受けながら、被爆証言を聞く中国新聞の連載「記憶を受け継ぐ」の記事を全員で読み、そのデータをデジタル地球儀グーグルアースに載せてマップづくりを進める。完成したマップはHAに収録して世界に発信する。スマートフォン用のアプリとしても配信される。

 高校生と、記憶を受け継ぐの取材をしている中国新聞ジュニアライターに加え一般参加者も募集。希望者は15日までに渡邉准教授に申し込む。メールアドレスhwtnv@tmu.ac.jp Tel090(9835)2695。希望者多数の場合は抽選する。

 HAは2011年7月から公開。被爆者の顔写真を被爆した地点に載せ写真をクリックすると、広島女学院高生たちがインタビューした証言が表示される。「記憶を受け継ぐ」からは11組の証言を載せている。HAのアドレスhttp://hiroshima.mapping.jp/

(2014年6月2日朝刊掲載)

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