韓国人犠牲者 2656人を悼む 平和公園で慰霊祭
10年8月6日
■記者 林淳一郎
韓国人原爆犠牲者慰霊祭が5日、広島市中区の平和記念公園内の慰霊碑前で営まれた。遺族ら約250人が参列。祖国から離れ、原爆に命を奪われた人たちの冥福を祈った。
主催する在日本大韓民国民団(民団)広島県地方本部の権五源(クォンオウォン)団長が、この1年で死亡を確認した9人の名前を加えた計2656人分の死没者名簿を慰霊碑に奉納。全員で黙とうをささげた。
韓国原爆被害者協会の朴昌吉(パクチャンギル)理事も出席。「戦争も核兵器もない天国で安らかにお眠りください」と金龍吉(キムヨンギル)会長のメッセージを代読した。
参列者は碑に鎮魂の舞や慰霊歌をささげ、花輪などを手向けた。若者代表は「平和メッセージ」を発表した。 慰霊祭は41回目で、碑を公園内に移設してからは12回目。
(2010年8月6日朝刊掲載)
韓国人原爆犠牲者慰霊祭が5日、広島市中区の平和記念公園内の慰霊碑前で営まれた。遺族ら約250人が参列。祖国から離れ、原爆に命を奪われた人たちの冥福を祈った。
主催する在日本大韓民国民団(民団)広島県地方本部の権五源(クォンオウォン)団長が、この1年で死亡を確認した9人の名前を加えた計2656人分の死没者名簿を慰霊碑に奉納。全員で黙とうをささげた。
韓国原爆被害者協会の朴昌吉(パクチャンギル)理事も出席。「戦争も核兵器もない天国で安らかにお眠りください」と金龍吉(キムヨンギル)会長のメッセージを代読した。
参列者は碑に鎮魂の舞や慰霊歌をささげ、花輪などを手向けた。若者代表は「平和メッセージ」を発表した。 慰霊祭は41回目で、碑を公園内に移設してからは12回目。
(2010年8月6日朝刊掲載)